イワタ カズオ
IWATA Kazuo
岩田 和男 所属 総合政策学部 総合政策学科 職種 客員教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 節談説教・パフォーマンス・パフォーマティヴィティ――演じる/真似ることのイデオロギー性検討―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 総合政策研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 愛知学院大学総合政策学会 |
巻・号・頁 | 15(2),59-69頁 |
著者・共著者 | 岩田和男 |
概要 | 本論文は、1990年6月11日 石川県鳳至(ふげし)郡門前町満覚寺で録音された節談説教の第20回布教大会の模様の記録CDから、小沢昭一の「挨拶」を書き起こしたものと、それに関する説明で構成される。「挨拶」で小沢は、カラオケという娯楽の流行に触れ、90年当時に大流行したその本質を「芸能人の真似をすること」、「芸能人の気分に浸ること」と喝破している。なぜ真似るのかという問いに対する小沢の答えは簡単明瞭で、「気分がいいから」であるが、本論はその問いを引き継いで、なぜ「気分がいい」のか、その理由を社会文化論の立場から説明しようとするものである。ポイントは、受け身であるはずの芸能の享受者が、演者を真似ることで芸能に参加することの社会的意味である。説明にあたって本論が参考にしたのはジェンダー論、最も注目した用語はパフォーマティヴィティである。引用文献はジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』、メアリ・ダグラスの『汚穢と禁忌』。 |