ワタナベ テルヤ   WATANABE Teruya
  渡辺 輝也
   所属   健康科学部 健康科学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/12
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 バレーボールにおけるアタック動作の習得過程に関する縦断的検討:12年間にわたるメタモルフォーゼの体系的把握の試み
執筆形態 共著
掲載誌名 スポーツ運動学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 日本スポーツ運動学会
巻・号・頁 (35),39-58頁
総ページ数 20
著者・共著者 松村優輝・三瀬貴生・渡辺輝也
概要 バレーボールにおけるアタッカーは相手と駆け引きを行うために多くのアタック動作を習得する必要がある。本研究では,アタック動作の指導理論の確立に向けて,競技としてのバレーボールに12年間にわたって取り組んだ1名の女性アタッカーを対象として,そのアタック動作の習得過程を質的研究の方法に基づいて記述するとともに,習得したアタック動作の体系化を行った。その結果,本研究の考察対象者は,チームメイトのトスの乱れに対応するために引き出された多様な対処動作を意図的に使い分けることができるようになったり,新たなアタック動作について指導を受けたり,あるいは自らアタック動作に工夫を加えたりすることによって,さまざまなアタック動作を習得してきたことが明らかにされた。また,それらのアタック動作を体系化し従来の指導理論とすり合わせたところ,考察対象者が習得したアタック動作には,これまで報告されてこなかった,指導対象として取り上げる価値のある可能性がある新しいタイプが含まれていたことが明らかにされた。したがって,アタッカーの指導に際しては,多くのアタック動作を指導対象として意図的に取り上げるべきである。