ワシタケ マサミチ
WASHITAKE Masamichi
鷲嶽 正道 所属 教養部 教養部本属 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 物語:新聞記事に見られるイデオロギー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『愛知学院大学短期大学部紀要』 |
出版社・発行元 | 愛知学院大学短期大学部学術研究会 |
巻・号・頁 | 12,126-144頁 |
概要 | 同じ出来事について書かれた3種類の新聞報道記事(日本語)を、選択体系機能理論の観点から分析し、新聞報道記事が、ある種の「物語」であり、特定の「イデオロギー」のもと書かれていると議論した。
熊の射殺をめぐる新聞報道記事(朝日新聞、毎日新聞、河北新報)に利用されている「語彙-文法的資源」の分析により、駆除隊によって殺されたクマが侵入者、悪者として描かれ、一方で山に入ってクマの反撃を受けた駆除隊が犠牲者として描かれていることが明らかになった。この結果から、当該記事は「自然は人間の所有物である」というイデオロギーのもと書かれたある種の「物語」であることが示された。 |