ニイミ テルユキ
NIIMI Teruyuki
新美 照幸 所属 歯学部 口腔先天異常学研究室 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 構音障害を呈した片側性口唇顎口蓋裂患児の口蓋形態 非接触型三次元形状計測装置による評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 愛知学院大学歯学会誌 |
巻・号・頁 | 47(1),7-16頁 |
著者・共著者 | 富永智子, 伊藤美知恵, 井上知佐子, 早川統子, 名倉知里, 岩田阿佑美, 高見観, 牧野日和, 古川博雄, 南克浩, 新美照幸, 豊田哲郎, 夏目長門, 岩田敏男, 後藤滋巳, 加藤正子 |
概要 | 構音障害の発現要因を明らかにするための口蓋形態を評価する研究方法の一つとして、非接触型三次元形状計測装置を用いたシステムの有用性を検討した。口蓋化構音並びに側音化構音を呈した口唇顎口蓋裂患児について、口蓋形態の三次元的評価を行い、構音障害発現との関連を分析した。初回口蓋形成手術を行い、経時的に言語管理を実施した片側性口唇顎口蓋裂患児9例を対象とした。片側性口唇顎口蓋裂患児の口蓋は健常児と比べ全体に小さい値を示した。幅径の狭窄、面積および容積の狭小化は正常構音群にも同様にみられたが、長径の短縮は、構音障害を呈した症例においてより顕著であった。口蓋の深さは、健常児を含め個人差が大きかった。構音障害の種類別にみてみると、形態異常が最も重篤なのは口蓋化・側音化合併群で、次いで口蓋化群、側音化群正常構音群の順となった。 |