イナガキ コウジ
INAGAKI Kouji
稲垣 幸司 所属 短期大学部 衛生/教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 歯科衛生学生への双方向・同期型遠隔授業の主観的学習効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日歯衛教会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 12(2),109-114頁 |
著者・共著者 | 増田麻里,大矢幸慧,犬飼順子,稲垣幸司,新井通次,渥美信子,内海倫也,佐藤厚子,原山裕子,高阪利美 |
概要 | 本研究では,歯科衛生士養成校の学生に対する遠隔授業(遠隔)の教育効果を明らかにするために,面接授業(面接)未経験の1年生と面接を経験した2年生に対して,授業の所感を遠隔と面接で比較させ,その効果を検討した.対象者は,A短期大学歯科衛生学科の女子学生202名(1年生106名,2年生96名)で,実習,講義における学年間の比較を行った.実習項目において学年間に有意差はみられず,講義項目「意欲的に授業参加ができる」は,1年生は2年生より有意に面接が多く,2年生は1年生より有意に遠隔が多かった.この結果より,2年生はすでに友人とのコミュニティを形成しているため,相互に情報交換が可能であり,遠隔であっても面接と同様に友人との「繋がり」を実感しながら受講できることから,遠隔に前向きな傾向であると示唆された.歯科衛生士学生に対する遠隔の主観的教育効果は,学生の経験によって所感が異なり,実習よりも講義において,その違いが明確に現れた. |