イナガキ コウジ   INAGAKI Kouji
  稲垣 幸司
   所属   短期大学部 衛生/教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/12
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 骨粗鬆症に併存する他科疾患〜その骨病態と対応 歯周病
執筆形態 共著
掲載誌名 骨粗鬆症治療
掲載区分国内
巻・号・頁 14(3),220-228頁
著者・共著者 稲垣幸司,山本弦太,永坂太郎,三谷章雄
概要 歯周病は嫌気性細菌の感染による慢性の炎症性疾患であり、生活習慣病の一つでもある。歯周病と骨粗鬆症の関係に関する研究の集積から、閉経後骨粗鬆症においては、歯周炎の進行過程におけるエストロゲン分泌の低下による影響があることが明らかとなりつつある。また、ホルモン補充療法、ビスフォスフォネート製剤やサプリメントなどによる骨粗鬆症治療で、全身の骨代謝への影響と同時に、歯周炎の進行を抑制できる可能性が報告されてきている。一方、ビスフォスフォネート製剤の長期服用患者においては、抜歯などの外科的処置による難治性の顎骨壊死の可能性が示唆されている。