アケゾノ リュウサクショウ
AKEZONO Ryuusakusyou
明園 劉作勝 所属 文学部 日本文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 明末書壇における隠元の位置 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | デアルテ |
出版社・発行元 | 九州藝術学会 財団法人西日本文化協会 |
巻・号・頁 | (21),115~132頁 |
概要 | 隠元の書風の師承について、研究者の間では、その師費隠に由来するもの、宋の蔡襄の書風の継承という二説に分かれている。筆者は来日以前の隠元が中国にいた時期の経歴と、当時における各地書壇の状況に着目し、彼の学書経歴の部分について再考する。また作品の分析を通して筆使い、文字造形などの特徴の分析を行い、彼の行草書の基盤は明代中期の文徴明の書法であることを確認した。本研究は、隠元の書の造形および文献内容両面の検討をし彼の師承関係の従来通説に対し否定論を提出した。さらに隠元書風の形成についても、新たな観点を見出した。 |
ISSN | 0911-4211 |