ナカガワ スガネ
NAKAGAWA Sugane
中川 すがね 所属 文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 播磨国高砂湊の渡海船 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 新兵庫県の歴史 |
巻・号・頁 | (3),29-45頁 |
概要 | 近世には瀬戸内を中心とした海域において渡海船といわれる10石から200石までの小型の貨客船が中近距離の商品流通や旅客の輸送に活躍したが、その実態を加古川の河口湊高砂の渡海船仲間を例に検討した。
渡海船は近世初期から買い積み活動を行っていたこと、中乗りとして商人客を便乗させていたのが、近世中期には金毘羅船として旅客輸送も行うようになること、高砂の荷受問屋である大蔵元と関係して加古川下りの領主米や商人荷物の上方への運賃積みを独占していたが、18世紀後半には他所船の進出に影響をうけたことを明らかにした。 |