カトウ ダイスケ   KATOU Daisuke
  加藤 大輔
   所属   歯学部 高齢者・在宅歯科医療学
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/03
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 咀嚼のインスリン分泌に及ぼす影響 〔第1報〕
執筆形態 共著
掲載誌名 日本咀嚼学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 11(2),141-145頁
著者・共著者 前田秀人, 橋本和佳, 関 哲哉, 吉田真琴, 増田拓也, 加藤大輔, 伊藤 裕, 栗崎吉博, 斉藤 滋, 高田和夫, 長嶋正實, 滝口俊男
概要 チューインガムの機能には, 咀嚼能力の向上, 脳血流の亢進, 中枢神経系への作用, 唾液の分泌亢進など咀嚼による直接作用が認められている. 食欲の調節機構としては, 満腹中枢および摂食中枢が食行動調節を司っている. 咀嚼が中枢に及ぼす影響についての研究は少なく, 臨床研究は特に少ない. 摂食抑制物質のうちヒスタミンの分泌は, 咀嚼すなわち噛む刺激によることが, 遺伝性肥満動物Zuckerラット実験により判明した. このような背景から, 食事前にチューインガムを噛むことにより, 咀嚼がインスリン分泌に及ぼす影響について検討した.
19歳から25歳までの健康な女子19名を対象に, ガムベースの15分間咀嚼の後, 75gブドウ糖負荷試験を行い, ガム咀嚼の前, 咀嚼後3分, 6分, 9分, 15分と, それに引き続いて75gブドウ糖負荷後の15分, 30分, 60分, 120分後の計9回, 肘静脈より採血して, 血糖, インスリンを測定した. さらに, ガムを咀嚼しない場合で同様の測定を行った.
その結果, コントロールに比べてガムベースを咀嚼した時のほうが, 75gブドウ糖負荷後の30分値において, インスリン分泌量が多かった. このことから, 咀嚼による中枢への関与が示唆された.