カサギ ゴウ   KASAGI Go
  笠置 剛
   所属   商学部 商学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 商業施設における視覚的注意を向けるVMDの提案
執筆形態 単著
掲載誌名 商学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 愛知学院大学商学会
巻・号・頁 58(2,3),1-14頁
著者・共著者 笠置剛
概要 商業施設における消費者の注意を向ける手段が複雑になっている.注意は,五感を刺激することで得られるものであり,中でも視覚的注意は距離や範囲,速度の観点から他の注意より有効な手段であると言える.近年では,照明技術向上に伴ってLEDによる高輝度且つ点光源の利用が提案されている.加えて,映像情報をプロジェクターやディスプレイに表示する提案もされている.消費者の視覚的注意を向けるには,種々の光を制御して視覚を刺激する必要がある.しかしながら,視覚的注意を向ける方法が多種多様に混在し,多くの設備を導入することで,商業施設全体や店舗内で意図するVMD(Visual Merchandising:視覚的演出)が行われていないのではないか?という疑問が挙げられる.
本論文では,視覚的注意の特性について,①インターバルの変化,②復帰抑制(1つ前の呈示位置の影響),③2つ前の呈示位置の影響,④眼球運動挿入による影響,それぞれを明らかにし,最後に⑤商業施設における視覚的注意を向ける設計指針(ガイドライン)を提案した.