イワサ ノブアキ
IWASA Nobuaki
岩佐 宣明 所属 教養部 教養部本属 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/03 |
形態種別 | その他論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 再考<コギト・エルゴ・スム>―デカルトにおける自己認識の問題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 平成18年度名古屋大学大学院文学研究科学位(博士課程)申請論文 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 本稿全体の意図は、コギトの確実性を自己認識の特権性に求める古典的コギト解釈を、デカルトの根本洞察に相応しい唯一のコギト解釈として再建することであった。コギトをめぐってデカルト自身がときに陥っている混乱を明らかにした後、解明されるべきはコギトの特権的な確実性であるという視座のもとに、まずはコギトの確実性をもっぱら精神の自己認識の確実性に帰一させることが、ついで精神の自己認識にのみ固有の特権的な確実性を、デカルトの「意識」概念にもとづいて明らかにすることが試みられた。 |