ハッタ ジュンコ   HATTA Junko
  八田 純子
   所属   心理学部 心理学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/06
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 実行系機能を質問紙で測定する―Burden Expre -ssion Suppression for Japanese(J-BES)の作成―
執筆形態 共著
掲載誌名 人間環境学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 16(1),43-50頁
著者・共著者 八田武志・八田武俊・岩原昭彦・八田純子・伊藤恵美・堀田千絵・永原直子・加藤公子・藤原和美
概要 本研究では,臨床場面において短時間で実行系機能の測定が可能となる質問紙について検討する。これまでに,海外ではBES(Burden Expression Suppression)が開発され,信頼性と妥当性が確認されている。しかし,情動を表す形容詞や副詞の翻訳に懸念があることから,日本語版を新たに作成することが妥当であると考えた。そこで本研究では,日本版BES(J-BES)の作成を目指し,項目の選定を行った。研究1では460名以上の成人を対象にJ-BES20項目について回答を求め,因子分析を行った。10項目2因子構造が適切であると判断されたため,研究2では,J-BES10項目と他の認知機能検査との関連から妥当性について検討した。その結果,40代までと50代以降とではJ-BESと他の認知機能検査結果との関連の度合いが異なることが明らかで,この点について発達的な観点から考察した。