ハッタ ジュンコ
HATTA Junko
八田 純子 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | リズィリエンシーから見た摂食障害・統合失調症・うつ病・人格障害患者の比較 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 精神医学 |
出版社・発行元 | 医学書院 |
巻・号・頁 | 48(6),681-684頁 |
著者・共著者 | ◎大類純子・丹羽真一・仁平義明 |
概要 | 本研究では、ストレスに対する心的脆弱性に関連する一つの特性として、リズィリエンシー(resiliency)に注目した研究を行なった。リズィリエンシーは、強いストレスからの回復力、復原力を意味する概念である。精神障害におけるリズィリエンシーの研究は、まだまだ数が少ない。そこで本研究ではさまざまな疾患を取り上げ、それらの間で、リズィリエンシー等の特性がどのように違っているか比較を行なった。
A病院に通院する患者と非臨床群の成人を対象にリズィリエンシー尺度、自尊心尺度、生活満足感に関する項目を含んだ質問紙調査を実施した。その結果、リズィリエンシーと自尊心、生活満足感から各疾患群の特徴を比較したところ、各疾患はそれぞれ特徴を持っていることが明らかであった。結果からは、疾患ごとにリズィリエンシー等の特性には特徴があり、疾患によっては治療によって変動する可能性もあることが示された。 |