ハッタ ジュンコ
HATTA Junko
八田 純子 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 地域在住高齢者の転倒自己効力感と身体機能および認知機能との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 人間環境学研究 |
巻・号・頁 | 10(2),65-70頁 |
著者・共著者 | 藤原和美・長谷川幸治・松田宣子・岩原昭彦・伊藤恵美・永原直子・八田武俊・八田純子・堀田千絵・前馬理恵・八田武志 |
概要 | 高齢者の転倒における自己効力感と身体的・認知的要因の関連に着目し、転倒予防介入の示唆を得ることをお目的として調査を実施した。北海道Y町の住民健診受診者を対象に認知機能、移動能力、重心動揺の測定および転倒自己効力感、疼痛、転倒歴などへの質問紙調査を実施、分析を行った。
調査の結果、男性では転倒歴のある人ほど腰痛が強く、女性では最大歩幅が小さくかつ移動能力が低下していた。また転倒歴のある人には注意機能の低下が認められ、転倒予防には筋骨格系への介入のみならず注意機能を高める必要性も示唆された。とくに男性では疼痛コントロール、女性では閉経後の急激な骨密度の低下などが影響していることから、多角的な介入が必要であり、総じて転倒自己効力感を高めることが転倒予防につながると思われた。 |