ハッタ ジュンコ
HATTA Junko
八田 純子 所属 心理学部 心理学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/12 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 青年期のソーシャル・サポート利用について(1)―ストレス対処としての自己開示― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 愛知学院大学論叢心身科学部紀要 |
巻・号・頁 | (8),17-28頁 |
概要 | 本研究では青年が困難を経験した際、トラブルの内容によって人的資源をどのように利用しているか、相談相手と開示の様相を明らかにした。7つのトラブル領域について、内集団と外集団のそれぞれの開示相手に対し、相談すると思うかどうかを質問紙を用いて尋ねた。
大学生350名を対象に、7つのトラブルと身近な他者(内集団・外集団)の誰にどの程度開示するかについての調査を行った。分析の結果、男性と女性では開示相手の選択に違いがあり、男性はトラブルの内容によって開示相手を選択する傾向があるが、女子学生は母親やきょうだいや同性の友人、恋人を選んで話す傾向があることがわかった。男性と女性では開示相手の選択に違いがあったわけだが、このことはストレス緩和のための方略の違いが関係していると思われる。以上より、青年における自己開示の方法には、ストレス対処のあり方や心理学的な適応が関連していると考えられた。 |