ワタナベ トモユキ
WATANABE Tomoyuki
渡邉 智之 所属 健康科学部 健康栄養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/07 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 死因別寿命変化への寄与年数からみた地域較差-2000年から2010年における分析- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 社会医学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 33(2),37-48頁 |
著者・共著者 | 渡邉智之, 宮尾克 |
概要 | 本研究では、地域によって平均寿命の変化にどのような年代・死因が影響を与えているかを、2000年から2010年について、性、年齢階級および、死因別のPollardによる寿命変化への寄与年数を用いて、都道府県別に比較・検討した。その結果、全死因の寿命延長への寄与における地域的な特徴として、男性で近畿、中国、四国、九州地方、女性ではさらに東海地方も含めた寿命延長への寄与が大く、北海道、東北(特に北地域)は、男女ともに寄与が小さかった。また、年齢的な特徴としては、男性では15‐64歳および65‐74歳、女性では75歳以上における寿命延長への寄与が高い傾向にあった。このように、21世紀に入ってからの平均寿命が大きく延長した地域や、これまで平均寿命が高くても延びが小さくなってきている地域が明らかとなり、21世紀以前とは異なる地域較差が生じ始めていることが示唆された。 |