イシダ トモノブ   ISHIDA Tomonobu
  石田 倫識
   所属   法学部 所属教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/12
形態種別 学術雑誌
標題 起訴基準の再検討―いつ捜査は終結するのか?
執筆形態 単著
掲載誌名 法律時報
出版社・発行元 日本評論社
巻・号・頁 84(13),348-353頁
概要 本稿は、イギリス法を手がかりに、わが国における起訴の基準について再検討を行うものである。従前、わが国では、起訴・不起訴の決定を行わなければならない時点、すなわち「捜査の終結」時点を規律する基準について、自覚的な議論が行われてこなかった。それゆえ、「慎重な起訴」という美名のもと、検察官が有罪の確信を得るまで捜査(とりわけ被疑者取調べ)を継続することが許容されてきた。しかし、「捜査の終結」時点は、本来、「捜査」と「公判」の役割及び比重配分の観点から導き出されるべきものであり、一方当事者である検察官の自由裁量によって決定されるべき事柄ではない。この点について、自覚的な議論が行われているイギリス法を参照しつつ、わが国においても、「捜査の終結」という概念を導入すべきことを主張した。