ノグチ トモヒロ
NOGUCHI Tomohiro
野口 倫央 所属 商学部 商学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「多国籍企業の知的財産取引に対応した移転価格税制の理論的基盤 ―独立企業原則と国際的定式配賦の比較検討―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『豊橋創造大学紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (17),23-34頁 |
著者・共著者 | 野口倫央 |
概要 | 本論文では、知的財産が企業経営の中心になりつつある現状を踏まえ、知的財産取引に対応した移転価格税制の理論的基盤として何がふさわしいのかについて検討を行った。現在独立企業原則を理論的基盤とした移転価格税制が構築されているが、知的財産取引に係る独立企業間価格の算定には多くの問題点を有している。そこで、独立企業原則とその対立概念である国際的定式配賦との比較検討を行った。検討の結果、両者に正当性および問題点を指摘することができた。租税法学が実学としての側面が強いことも考慮し、国際的定式配賦の不十分さを根拠として、本論文では、割り切りという近いかたちで独立企業原則の優位性を明らかにした。 |