教員情報 - 野口倫央 | 愛知学院大学

ノグチトモヒロ NOGUCHI Tomohiro 野口倫央所属商学部商学科職種教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2019/03
形態種別	大学・研究所等紀要
標題	「無形資産投資企業の利益に対する資本市場の評価 —IFRS vs JGAAP—」
執筆形態	単著
掲載誌名	『商学研究』(愛知学院大学)
掲載区分	国内
巻・号・頁	59(2-3),17-32頁
著者・共著者	野口倫央
概要	GAFA等が躍進する現代において、超過収益力の源泉として無形資産に掛かる期待は、従来にも増して高まっている。そこで、本論文では、無形資産投資の割合をみる無形資産関連比率を測定し、それら比率が高い企業の利益情報を資本市場がどのように評価しているかを明らかにしつつ、その評価に際して、企業の適用する会計基準の相違が影響を及ぼしているか否かを解明することを目的として分析を行う。分析の結果、無形資産関連比率の高い企業の利益情報を資本市場は多少なりとも高く評価していることが明らかになった。加えて、その評価は日本基準適用企業である場合において、より高まることが明らかになった。このことは、日本基準に基づく無形資産情報の方が、IFRSに基づく無形資産情報よりも、企業の将来予測に資するものになっている可能性を示唆するものである。