コヤナギ リュウタ   KOYANAGI Ryuta
  小栁 竜太
   所属   教養部 教養部本属
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/03
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 ラグビーフットボール競技における高強度ランニング時のプレー局面に関する研究
執筆形態 共著
掲載誌名 コーチング学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 日本コーチング学会
巻・号・頁 33(2),197-206頁
総ページ数 10
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 小栁竜太、梶山俊仁、大塚道太、高田正義、杉原叡土
概要 この研究は、ラグビーゲーム中における選手の移動速度がH.I.Rを記録した時のインプレー時間のプレー局面を明らかにすることを目的とした。そのため、Global Positioning Systemから得られた情報を、映像データと同期し、その映像を基にH.I.Rのプレー動作を記録した。
結果は以下の通りである。
① FWよりもBKがH.I.Rが発現する回数が多く、攻撃時に顕著であった(FW:5.0 vs BK:12.0)。
② プレー起点でFWとBKを比較した結果、攻撃時防御時ともにターンオーバーではFWよりもBKが有意に高かった。さらに、攻撃時のキックは同様であったが、防御時のリスタートにおいてはBKよりもFWが有意に高いと認められた。
③ R/Msの結果から,FWは防御のリスタートのキックチェイスにおいて,BKは攻撃のキックカウンターやターンオーバー等の「移り変わり」の局面において,H.I.Rが求められていると考えられる.
以上のことから、H.I.Rのプレー局面の特性を明らかにし、効果的なトレーニング方法を考案するための一助となったと考えられる。