ゴトウ ムネト
GOTOU Muneto
後藤 致人 所属 文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/11 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 昭和天皇の象徴天皇制認識 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 河西秀哉編『戦後史のなかの象徴天皇制』 |
出版社・発行元 | 吉田書店 |
巻・号・頁 | 25-45頁 |
概要 | 本論文では、戦前法や約束事を遵守しようとする昭和天皇と、戦後象徴天皇制の規定を逸脱して発言する昭和天皇という、矛盾した昭和天皇イメージが、これまで整合性をもたないまま併記されているのではないかという問題意識から、昭和天皇の戦前立憲君主認識と戦後象徴天皇制認識がどのようにつながっているのかを考察した。昭和天皇の経験から形成された戦前の立憲君主制理解の延長線上に、戦後象徴天皇制理解が存在する。ただ日本国憲法の天皇条項のうち、肯定してきた立憲君主像で読み替え可能な部分、「内閣の助言と承認」などは受け入れ、読み替えが難しい部分、憲法四条の国政不関与規定については保留し続けていた。 |