ゴトウ ムネト
GOTOU Muneto
後藤 致人 所属 文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 孝明新政府における新選組の位置 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 愛知学院大学『文学部紀要』 |
出版社・発行元 | 愛知学院大学文学部 |
巻・号・頁 | (第42号),223-234頁 |
概要 | 本論文は、近代天皇制国家成立史の中に新選組を位置づけることを目的としている。戊辰戦争の基本的性格を明治新政府対孝明政府の戦いと規定した場合、新選組が戊辰戦争のほぼ全局面で戦っていたことの説明がつきやすい。孝明新政府の治安組織として長州藩と対峙してきた新選組は、王政復古クーデターと鳥羽・伏見の戦いで攻守が逆転し、長州藩が天皇方になったことによって憎悪の対象となり、また一方新選組は幕末の政局に深く関わっていただけに、朝敵は長州藩との思いが深く、その声望も高まっていたため最後まで戦わざるを得なかったのである。 |