フルカワ ヒロオ
FURUKAWA Hiroo
古川 博雄 所属 健康科学部 健康科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 口唇口蓋裂患者に関する疫学的研究(第64報) 口唇・口蓋裂の裂型別発現率 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 愛知学院大学歯学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 55(3),191-201頁 |
著者・共著者 | 中原 晋一, 新美 照幸, 吉田 磨弥, 鈴木 聡, 古川 博雄, 井村 英人, 早川 統子, 佐久間 千里, 伊東 雅哲, 夏目 長門 |
概要 | 1989~2016年に当院受診しデータベース登録された口唇・口蓋裂患者のうち、裂型が明らかな4321例(男性2285例、女性2036例)を対象に裂型、性差を検討した。また、裂型をNagaseら提唱の披裂パターンにて分類し検討した。裂型別では、口唇裂が647例(15.0%)、口唇顎裂が788例(18.2%)、口蓋裂が1066例(24.7%)、口唇口蓋裂が1820例(42.1%)であった。裂型、性差、裂側については、過去の報告と同様の結果であった。しかし、更に細かく分類したところ、口唇裂ならびに口唇裂+口唇顎裂において、左側が多いことに変わりはなかったが、男性の左右差が女性と比較して有意に小さくなった。また、女性に多い口蓋裂も口蓋垂のみの披裂に関しては男性が有意に多く、これらの症例は受診に至らない可能性があること、更に顎裂が口唇の披裂に関係なく発生する可能性があることが示唆された。 |